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Re:忘却の彼方

美しいから飛べるんです、飛行機は。

新社会人。

溢れるリクルートスーツの群れを見ながら思い出す。

私の新社会人時代。

https://www.instagram.com/p/BDmgNoPjn9b/

 

新卒で会社に入るってことをしなかったので、

私の新社会人生活は「伊藤塾」に通いながら「アルバイト」ではじまった。

私は「検察事務官」か「国税専門官」で1年遅れで始まるはずだった。

しかし、翌年も私の新社会人生活ははじまらなかった。

「ボーダーまであと4問」な「不合格」の通知と共に。

 

不本意で始まった私の新社会人生活は、1年と半年遅れでやってきた。

バイトしながらもう1年浪人するか、就職するか迷っていたとき

「法学部でもないのに自腹で勉強した法律が少しは役に立つ仕事」

で選んだのが

「法律事務所の事務員」だった。

思えばもう1年浪人しておけばまた違う今だったであろうが、

正直過去問をまわし、好きでもない学問をもう1年続ける自信がなかった私は、

適当に送った履歴書で面接に呼ばれ、

給与が一番まともだった前の事務所に就職した。

入社式も新人研修もない、

無印良品の店舗学生アルバイトだった私が、

翌日からいきなりパラリーガルをやることになった。

FAXいちまいまともに送れない新人だった。

 

前任との引き継ぎが3日しかなく、

他の事務員がろくに仕事を教えない環境だった為、

見よう見まねで仕事を覚えるしかなかった。

専門用語をググって覚え、

「なんで1ヶ月も経ってるのに仕事ができないの!?」とお局に怒鳴られ、

理不尽だなと思いながら、それでも仕事をした。

 

毎日「今日で辞めますて言おう」と誓って家を出た。

 

あれから9年、

私はこの仕事を辞める理由を見つけられないまま、

未だにこの仕事を続けている(笑)。

退屈な毎日でも、何百日に1回くらい、

仕事をしていてよかったと痺れるような瞬間がくる。

それを知ってから私は仕事への姿勢を変えた。

 

そしていつか

一緒に仕事をしたい人と、また一緒に仕事をするために。

同じ仕事でも私にしか出来ない仕事をするために。


生活するためだけに働くって、退屈で本当に楽しくないから。



嫌なことはごまんとあるけど、

退屈で残酷で隔離されたクッソつまらない学生生活なんて

糞だと思えるくらい、

社会人は楽しいよと新社会人へ言いたいね(笑)。

そしてクッソみたいな仕事しかしないクッソみたいな大人と、

真摯に仕事に向き合い今日を懸命に生きている大人との違いに気づいたとき、

自分の生き方を決められたら

間違いなく社会人が楽しいと思える。

 

ようこそ、このエキサイティングな世界へ。