Re:忘却の彼方

美しいから飛べるんです、飛行機は。

失うということ。

私が日本人でよかったと思うことは多々あるが、

一番よかったと思うのは

宗教に関してとても寛容だ、

ということかもしれない。

言い方を変えれば

『無関心』か。

ハロウィンやったあと、

直ぐにクリスマスやって、

寺に除夜の鐘つきにいったと思えば

翌日には神社にお詣りに行く民族。

んな奴等は世界でこの国だけだろう。

でも

それでいいと思ってる。

いいじゃん、

神様何人いたって。

私は何かあるといつもそうだ。

『神様仏様御天道様UFO様』て祈るわ。

神無月には日本中の神様が出雲で会議すんだから、

仲良くやりゃいいじゃん。

何が悪い。

お前はわかっていないと言われても

微塵も間違っているとは思わない。

世界史は得意じゃないが

史上起きてきた戦争と呼ばれる争いの多くは宗教戦争だ。

人の命を楯にして

なんの志があるってんだ。

クソッタレ。

人の命と引き替えに行われる

テロなんてもんが

一体なにを産むというのか。

私は知っている。

あの日父ちゃんが事件に巻き込まれたかもしれないと

教務の先生が教室まで呼びに来た。

呼び出されたのは全校でたった二人。

私と先輩の二人だけ。

春休みは家族旅行でスキーに行くのが定番で

楽しみにしていたから

あの日も朝からテンション高く学校へ行った。

突然呼び出され、

何が起きたかわからず

とりあえず帰りなさいと言われたあの日。

母ちゃんは顔面蒼白で私を迎えに来て

連絡を待ったあの日。

あんな気持ちを味わう子供がおそらく

今回もいたのだろう。

それからしばらくして

いつだったか

在外の外交官が武装集団の襲撃に遭い

亡くなった事件の時の葬儀を

テレビで見た。

父親の死に

涙をこらえきれず参列する学ラン姿の子供を見たとき、

思わずあの日の自分とシンクロして

テレビを消した。

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